こんばんは、迷える子狸です。
何人かのブロガーさんが書いていたので、
私も「私の一人暮らし」について書いてみたいと思います。
子狸は大学入学時に実家を出ていて、一人暮らし歴は13年目に突入しました。
高校3年生の頃から家を出たくて出たくて、
現役の時も浪人した時も、実家から通えない遠方の大学ばかり受けていました。
なぜ、ずっと家を出たかったのか。
子狸には兄がいるのですが、母親は出来の良い兄に甘く、子狸に厳しい人でした。
その影響で、兄とも一時期ギクシャクしていました。
父親とは、ちょうど遅く来た反抗期と受験期が重なって、あまり話さず…。
こんな家、早く出て行ってやるーと思っていたのです。
(今では特に何も思っていませんが。
あ、まぁ父親とは未だに距離感がつかめないでいる…かも。)
大学の合格発表があり、家族全員で子狸が通うことになる大学の下見に行きがてら、
一人暮らしの部屋を探しました。
1件目に内見した部屋を母がいたく気に入り、
子狸としても大家さんが隣の部屋に住んでいるということで安心し、
その部屋への入居を決めました。
そして、あっという間に引っ越しの日。
家族総出で早朝から引っ越し作業を開始しました。
電気関係の資格を持っている父は電化製品の配線などを、
建築学科の兄はベッドやら棚の組み立てを(←早いし上手い)、
母は台所周辺のセッティングと、夕飯作りという感じで手分けした結果、
夕方前に引っ越し作業は完了し、あっという間に家族は帰って行きました。
(あれ、子狸は何をしたんだ??笑)
一人になってガランとした部屋。
ついさっきまで、狭い部屋に4人もいて騒がしかったのに。
テレビを付けても紛らせない静けさ。
急に寂しくなりました。
あれだけ嫌で嫌で、離れたかった家族なのに…。
ずっと手に入れたかった一人の生活なのに…。
気を取り直して、母が作ってくれた夕飯を食べようと食器棚の引き出しを開けると、
そこには母からの手紙とお金が入っていました。
嬉しさと、寂しさと、色んな感情がごちゃ混ぜになって、
夕飯を食べながら泣きました。
(この時の手紙はずっと取っておいて、寂しくなった時にたまに読んでいたのですが、
残念ながらその後の引越しの際に紛失しました。笑)
一人暮らしも13年目に突入し、寂しさを感じることは少なくなりましたが、
初めての夜のことを思い出すと、今でも胸がキュッとなります。
そんな思い出です。